おっちゃん徒然草

やっとバイクも寒くない季節になってきたなあと思っていたら、もう暑くて乗れないぞという季節が目の前な感じになってしまいました。

還暦ライダーというとハーレーか何かでゆったりとというイメージかもしれませんが、私の愛車はFZ400という古い国産車です。

長い事バイクは離れていたのですが、職場の若い子が付き合ってる彼氏に合わせていきなり大型二輪の免許をとるというので、私も触発されて２年ほど前にネットで見つけて買うことにしたのです。

なんと１４万キロ以上の走行距離！こんなバイクは初めて見ました。
遠方からの陸送で、もちろん現車確認もなしでのオークションの落札での入手です。６万４０００円だったかな。陸送費を入れると８万７千円。

届いてみると案の定、サビがひどくてそのままでは車検も受けられません。幸いだったのはタンク内にはさびが無く、エンジンはスムーズに始動出来た事。
それでも、車検を取ろうと思うとこれはお金も時間も結構かかるぞ～、と覚悟を新たにしましたよ。

ヤマハのショップに実車を見せずにお話だけで概算の車検費用を尋ねると、２０万以上は間違いないところだという事でした。

よし、と腹を決めて自分で全部やる事に。
まずは全体のさび落としとカウルの割れの補修、サビ取り後の塗装、それと大がかりなのが前輪のタイヤとフロントフォーク、ダストシール、オイルシール、キャブのインシュレータ4個の交換です。ついでにサビがひどいラジエータも取り換える事にしました。

ほとんどをまたネットオークションやネット通販で手に入れて、コツコツ手を入れて２か月がかりで完成！エンジンがすぐ止まるとか白煙がひどい、などのトラブルを乗り越えて車検場にこぎつける事ができました。

しかしまあ、世の中そんなに甘くなくて、車検場ではライトの光量不足で不合格。純正バルブでライトリレーまで付けているのに光量が足りないなんて、どうすりゃいいのよって思いましたが、バイクショップを覗いてみると光量４０%アップを謳ったヘッドライトバルブが売ってました！
これでダメならもう諦めるしかない、と、即購入して再チャレンジ、見事ナンバーを取得できて公道を走れるようになりました。

そういう苦労もあって、追加で少なくとも５万円くらいは投資して愛車になったFZなので、無理やりにでも乗る機会を作って維持していこうという、かなり意固地な還暦ライダーなのであります。

通勤など、１０キロ程度の街乗りはちょいちょいしてましたが、バイクの信頼度も上がってきたので少し遠出をしてみたいなという気分にもなってきます。

で、先日、往復で１５０キロほどのツーリングに一人で行ってみたのですが、これがもう、帰りはバイクを捨てて帰りたいほどにお尻が痛くなってしまって大変でした。里帰りを兼ねて片道１５０キロを超えるくらいの距離を走る目標があるのですが、これはなにか対策が必要だぞ、と思っているところです。とりあえず、お尻にジェルパットのついた自転車用のパンツを買いました！