手に入るニュースっていうのは…2019/05/12 15:52


今日もテレビに飽きてヤフーニュースを読んでいて、いつもと変わらず韓国の記事が多いなあと思ったのですが、テレビの報道よりはヤフーのほうが明らかに韓国や北朝鮮のニュースが多いですよね。これは芸能ニュースも政治のニュースも経済ネタも全部、韓国版が記事化されているからです。テレビの地上波でここまでやったら大変な騒ぎになると思います。
で、考えるのは、ニュースは提供されない限り知る事ができないわけで、自由の国だと思っているこの日本でさえ、ニュースは自由に取得しているわけじゃないんだという事です。

K-POPの誰それが世界的に旋風を巻き起こしている、なんて記事が複数あって、日本の芸能界の話は新潟の女性アイドルグループで起こった事件の続報であったりリーダーが暴行事件を起こしたよく知らないグループメンバーの近況であったりで代り映えがしないと、だんだんそういうのが世の中の動きの主流なんだなあ、と思うようになっていきます。
実は他にも私の興味を引くニュースが芸能界でも社会問題でも世界情勢でもあるはずだと思うのですが、ニュースが提供されなければ私にとっては存在しない事で終わってしまいます。知らない事実はもちろん何の感動もモチベーションももたらしてくれません。
こうやって、耳目に入るニュースを偏らせたり制限したりすれば、私たちの思いなんて簡単に操作されてしまうようなあ、と思うわけであります。韓国はけしからん国だと思うし、経済活動は別だとばかりにアメリカや日本でも平気で商売するのはどういう神経だと思うし、そういうなかで日本人の若い人は韓国の芸能人の見た目がカッコいいとかダンスがレベルが高いとかいって受け入れている人が大勢いて、自分の韓国という国への違和感とのコントラストも強く、大丈夫か日本人と不安になったりします。
で、思うのが、こういう気持ちになる事が、ニュース提供側の思うツボなんじゃないかってことです。
これはもう、私がそう思うようなニュースを提供されている当然の結果なんじゃないかと思うのです。
北方領土や竹島や尖閣諸島の問題にしても、私は日本が誠実に事実関係を説明していると思ってますが、相手国の人も同じように自分の国の説明を信じているのだろうなあって思うわけです。日本に難癖をつけたりしているわけじゃなくて、日本が手前勝手な理屈を押しつけてきていると感じているんだろうなあって。
これはもう、世論というか国民感情というのかそういうものは、与えられたニュースや情報次第じゃないか、という結論に至るわけでして。

開かれた自由の国の日本ははたして、ちゃんと自由にニュースを取得しているのだろうかと不安になったりします。自分の正義というのも足元が随分不安定なものだなあという話です。
ヤフーニュースのヘッドラインを見ている人とそうでない人、これだけでも世論はずいぶん違っているように感じます。

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