加齢と健康意識2011/07/24 23:49

今日は近くの山に山歩きに出かけた。
もちろん体力とかダイエットとかの健康志向が動機での事だ。

で、山頂までぼちぼちと歩を進めてきたわけだが、出会う人の高齢者率が高いのにとても驚いた。

もう年金生活でしょう、っていう人たちが多い。しかも皆そろって健脚。
夫婦連れもいれば一人で来られている人も多い。

私自身は、ペースが上がりすぎると途中でへばってしまう事を経験上知っているので、ほんとにゆっくりゆっくり登ったのだが、人生の先輩諸氏は、私よりも足取りが軽い。

近くの公園に走りに行くこともあるが、こちらは若い人が多い。
普通に考えると、山のほうが足・膝に負担がかかって年配の人には不向きなように思うのだが、要領を弁えればジョギングよりは安全なのかもしれないと考えを改める必要を感じた次第だ。

しかし、歳をとると健康が関心事になる、というのは面白いことだ。
筋力や持久力の衰えを自覚すると、それは老衰の末の死に直結する思いとなるのかもしれない。

若いうちは、というか、死を身近に感じない歳では、おなかが出て太ってきても、あまり切実な問題としては受け入れることがないのだろう。
メタボと言われようが運動不足といわれようが、笑ってやりすごせる身体の問題は、壮年期まで先送りされているのだろう。

山を元気にすたすたと登っていくご高齢の皆さまは、きっと山歩きもベテランなんだと思うが、きっかけは健康不安という人も少なくないのではないか。

健康の問題は、会社をリタイアするぐらいの年齢から気にしても、案外間に合うのかもしれない、と思う。
だって、あれだけ軽やかに山歩きできる人たちみんなが、若いうちから続けてきた結果だとは思えないから。そう思うには、数が多すぎるので。